雑記

純愛というにはもどかしく、熱愛というには面映い

映画は観るものだが時として映画顔負けの場面に出くわす事が有る。
3年ぶりの同級会、桜の下の座敷雛、西日本は海を渡った四国での話し。

同級会が南国の地で開催される、
待ちに待ったその会に友は出席できなかった、それも健康理由で何人も。

Aは3年前の東京での同級会に出席できなかった、妻の健康面を心配して
断腸の思いで欠席した、だから今回は這ってでも出席すると言っていた。
ところが直前になって予期せぬ病で再び欠席の悲運に見舞われた。

私は、あることを胸に同級会へ出席した、ひとりの女性に会うために、
目当ての彼女は元気な姿を見せていた、彼女は九州に住んでいる。

「Kちゃん、Iちゃん!」 宴会もたけなわ、カラオケタイムに入って
いた、私の呼びかけに、中心から少し離れた位置で話し込んでいた二人は
笑顔で振り返った。

中学校時代は同級生はゆうに及ばず多くの上級生からも言い寄られた校内
ピカ一の美女、彼女を今でも想っている友の気持ちを代弁して伝えた。

勿論酒の力を借りて冗談を交えて話した訳だが、Iちゃんには冷やかされ
当のKちゃんには不信がられたが、さすが友が惚れた女性だけは有る、
事情を飲み込んだ彼女は、頬を染めて感激した。

「こんな歳になっても、想ってくれる、うれしい !」
いつわざる心境だったに違いない、途中邪魔が入ったこともあってその場
を離れて廊下に出た、早速友に電話を入れた、

「彼女が来ているよ、ちょっと代わるからな!」 部屋の外から彼女を
手招きした、「〇〇君 出ているよ、声を聞かせてやってよ。」

私は、再び同級生と酌を交わして話しにのめりこんだ・・・
数十分も経っただろうか、彼女は部屋に戻ってきた。

「ありがとう Yさん、」 心なし目元が潤んでいた、(何も聞かないよ?)

純愛というにはもどかしく、熱愛というには面映い、忘れがたき恋と言おう。
事実は小説よりも奇なり、映画は事実よりも粋なり。

友とのお茶会が 其処に来ている。

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