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歌謡

母の元への 里がえり

戦後の経済成長に伴い日本人同士の連帯感が
薄れて来たと思うのは私だけでしょうか。

高度成長、学歴社会到来に隣人同士の繋がりまで
薄れてしまった日本の社会。

田舎から都会へ出て行った子供達はその激変に
耐える事で日々精一杯だった。

都会に埋没して故郷を偲ぶ人々の胸に去来した
ものは何だったでしょうか ?

数年に一度の同級会に都会へ向かった友と田舎で
過ごした友の違いを眺めていると日本の縮図が
見えてくる。

親の有り難味は、いつも傍で居る者と、離れて
暮らす者とは格段に違うことが分かる。

三橋美智也の最後の弟子 嶋三喜夫
地味な歌手だが三橋節の伝承者らしく心に響く何か
がある。

「母乞い故郷偲び歌」(ははこい ふるさと しのびうた)
 彼の歌を私はそう呼んでいる。

ここに紹介する ♪ 里がえり はその最たるものである。

♪ 里がえり
  作詞 杉紀彦
  作曲 水森英夫
  歌手 嶋三喜夫

 ♪ 駅の日暮れに 雨降りしきる
    母は迎えに ひとりで来たか
      ・・・・・
  

♪ 里がえり

かあちゃんに逢いに帰るかい・・・
   何! 亡くなった そうかい・・・御免よ、
     思い出させて・・・

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