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歌謡

哀愁のからまつ林  お千代さん 石原詢子

哀愁のからまつ林/島倉千代子は昭和34年の歌である、
現代と違ってその当時の歌は特に歌詞は綺麗な日本語で語られている。

今流行の英語が入っていないことに気が付く、私などはこのような形の
歌が本当の流行歌だと思う人間だから尚更郷愁を感じるのかも知れない。

ヒマラヤ杉が気高く天に向かって伸びている、授業の引けた午後の校庭を
二人の男女の高校生が少し離れて並んで歩いていた。

今は亡き私の学友と普通科の女生徒だった、当時、男女交際の厳しかった
状況を考えると勇気のある行動だった。
ふたりは、校門を出ると左側に折れて港の方角へその姿を隠した。

学校一のもて男、女学生が羨望の的で眺めた男である、相手の女性は当時
としては解放的な女生徒で、裕福な事業家の娘だった。

何十年経った今でも、あのふたりの姿は私の脳裏から消えない、彼の悲しい
死を先般知らされたばかりなので、尚更ヒマラヤ杉と共に記憶に残る。

良き昭和の時代、美空ひばり、島倉千代子の天才歌手がサン然と輝いていた。
島倉の数多い曲の中で、この歌は高校生の頃へ引き戻してくれる淡い青春
歌謡でもある。

田圃のあぜ道を、女学生達が黒髪をなびかせて自転車のペダルを踏んでいた、
その後、彼女たちはどんな人生を歩んだことだろう、♪ 哀愁のからまつ林 を
唄った女学生もいた筈である。

・・・・・

島倉千代子、お千代さんの 哀愁のからまつ林の動画は晩年のものなので
声量的にどうかと思うので他の若い歌手の哀愁のからまつ林を聴いてみる。

その中で岐阜県出身の石原詢子/哀愁のからまつ林を・・・。
 
作詞 西沢 爽
作曲 船村 徹
歌手 石原詢子

 ♪ 涙あふれて はり裂けそうな
    胸を両手で 抱きしめる
     みえないの みえないの
      背のびをしても
       あゝ あの人は 行ってしまった
        からまつ林

♪ 哀愁のからまつ林 石原詢子

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