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歌謡

陽気に誘われて   雲にのりたい

陽気に誘われて 河川敷にて 雲にのりたい

朝の冷え込みが嘘のように、ぽかぽか陽気に誘われて家を出た
昨夜、悲しげに鳴いていた犬達の姿は何処にも見当たらない。

ゆっくり眠れる寝床はあったのだろうか ! 人間に追われる
か弱気ものに思いを致している、河川敷の土手の下、草むらに
黄色い菜の花が可憐に揺れていた、心地よい風に吹かれて。

午後になると春霞が溶けて青空が広がっていた、雲は仲間を連れて
思い思い自由奔放に形を変えて、ゆっくりと南に向きを変えていた。

昭和の躍動感に溢れた時代、可憐なアイドル歌手が注目を集めていた、
作曲家 三木たかしを兄に持つ 黛ジュン 頬のふっくらとした可愛い
アイドルの登場だった。

そのミニスカート姿は若者達の青春を震わせて熱狂させた。

清純な頃の 長山洋子さんの ♪ 雲にのりたい
詞:大石 良蔵
曲:鈴木 邦彦

復興の槌音 昭和は敗戦の痛手から出発した
今、阪神淡路大震災 東日本大震災 日本は未曾有の災難に見舞われた
辛抱づよく 涙を堪えて立ち上がった 被災地の人々 
それは、その人達だけの苦しみではありません 日本全体が問われている

日本に経済的にも余裕が出来て 若者達が 都会に憧れた頃
数々の新人歌手や俳優・女優達が誕生した

そして、庶民は夢を見 夢を追って 日々励んだものです
雲にのりたい あの人の住む街へ 逢いに行きたい 庶民の哀歓は変わらない。

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