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雑談

赤とんぼ オカリナに魅せられて

今朝は少し早めに起きて、リビングの扇風機の元で
気持ちよさそうに眠っていたCCちゃんに声を掛けた。

「CCちゃん、散歩に行こうか?」
私の声を聞くとCCは敏捷に首をあげて辺りを
見渡すとさっと立ち上がった。

身体をぶるぶると震わせると尻尾を盛んに振った、
嬉しいときの彼女の仕草である。

外に出ると陽射しが早 あたりを照らし始めていた、
土手の向こうに人影と白い犬の後姿が見えた、
(ビリ-ちゃんとパパちゃんだ!) 一足違いで残念 ?

両家公認のお友達、人に懐かないビリ-ちゃん が
只ひとりの例外がCCちゃんのパパの私である。
後ろを向いて尻尾を振ってくれる。

「主人にもしないことを? Sさんにはする、不思議
 だな ?」と言ってママちゃんは不思議がる ?

動物は正直です、本能で良い人、悪い人を区別できる。

さわやかな風が吹いている、赤と黄色のトンボが河原の
方から舞い上がってきた、私とCCの周りをヒラヒラと
舞い踊る、

「CCちゃん、お盆が来たよ!」 里帰りのご一行様が
黄泉の国から手土産提げて帰って来た。

私の故郷は、ここから高速に乗って一時間半の南の国、
ばぁばを先頭に、まず私達の元を訪ねてくれたんだ、
河川敷南側の水路は日照りの為 干しあがって白く輝いて
いた。

トンボ達は知らぬ間に消えていた故郷に向ったのだろう、
白鷺が僅かに流れる北側水路で水浴びしていた。

用を足したCCちゃんが、眩しそうに私を見上げた、
「CCちゃん、お家に帰ろうか ? 暑くなったね !」

コスモスさんが、オカリナの練習を始めるという・・・
宗次郎さんの ♪ 赤とんぼ が聴こえてきた、
想いは紺碧の 沖縄に 飛んで ・・・

♪ オカリナ 宗次郎 / 赤とんぼ

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