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雑談

同期の桜  男達の挽歌

同期の桜  男たちの挽歌

次々と墓標が立つ、同期の桜が、ひとひら ふたひらと
別れを惜しんで散って行く、

第12回卒業生 ヒマラヤ杉は、生徒たちの喜怒哀楽を
黙って眺めていた。

丸坊主の童心たちが、イケズたちが、校門をくぐった、
瞬く間に、強い弱いの序列が出来て緊張感のある日々が
始まった。

一年生は、二等兵、三年生は、大将、間に下士官がいる、
この時の、経験が後に生きて来る、

三年間を終え、その間、停学、退学になった者、人生は
それぞれの運命に導かれて彷徨い歩く。

卒業間際病に倒れ進学の夢挫折して自らの命を絶った友、
おと連れる友もなく、孤独の内に病に倒れた友、
幼き我が子と若き妻を残して事故死した生真面目人間、

動転したのは、この歳で自死を選んだ意志強き友がいた
事である、その間際に彼は何を思ったであろうか !

目が不自由になり我が家で孤独に沈んだ友は晩秋にあの世
へ向かった。

在りし日、校舎、校庭に鳴り響いたツワモノ二人は、
期せずして同じ月に旅だった、

その内のひとりは最後の日々、私と向き合った、凛とした
覚悟を秘めて。

私は、久しぶりの同級会を控え、彼達の在りし日を偲んで
いる、

生きていれば・・・この詮無い悲しみを抑えてあの日を!

今、日本は危機の瀬戸際に立っている、
馬鹿者達が真の愛国心をかなぐり捨て、祈りの場にケバケバ
しい幟を立てて行進した。

原爆の犠牲者、戦地に散った兵隊さん、万感の想いで聴く
歌がある。

♪ 同期の桜
海上自衛隊東京音楽隊 Tokyo Band 「鎮魂 同期の桜」

YouTubeで ご覧下さい。

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