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雑談

麦と兵隊  誰が日本を守るのか

麦と兵隊
戦後の自衛隊ほど政治をはじめ国民から疎まれた
組織はない。

子ども心に神風特攻隊を知り国のため家族のために
戦地で散った兵隊さんを思う子供だった。

それは特に祖母たちが親戚づきあいをしていた家に
地獄の戦地から優しいおじさんが復員してから顕著
になった。

何故 ? 偉い人たちや、みんなは、国のために戦った
兵隊さんを粗末にするのだろう ?
憤りを通り越して悲しい思いを抱くようになった。

身体も小さく気弱な私は
本当は強いのだがいざとなったら悪に立ち向かう先輩を
知ったことで自衛官の辛さを想像するようになった。

従兄や義兄は中国戦線、可愛がってくれた先輩の父親は
転戦して後、インドネシア スマトラ島で終戦を迎えた。

私の自衛隊、自衛官に対する尊敬の念の芽生えである、
戦後の日本には戦地からの復員兵隊さんで溢れていた。

大人になって、彼らと出会う機会が訪ずれた、
その中の一人は寡黙なお爺さんだった「飛行機に乗って
いたんですよ!」 私との会話で少しづつ心を開かれた !

ある方は、戦後航空自衛隊で戦闘機のパイロットだった、
「国民の自衛隊を見る目はそれは、冷たかった !」
思い出すように宙を見て話された。

遠く日本を離れて異国の地は厳しかった、敵に囲まれ
共に助け合う兵隊同士でも階級の差は歴然としていた。

鉄拳制裁! 下級兵士の想いは如何ばかりで有ったろう?
国の行く末を想い家族の身を案じて日夜涙した兵隊さん、

戦後、映画を観るようになって兵隊さんの悲しみが更に
理解できるようになった。

私は成人する程に、二等兵の哀歓に目が行くようになった、
ほとんどは辛い悲しみの軍隊生活だったのではないか !

上官に殴られる度に国に残した父母や妻や子に思いがいった
のではないかとその胸の内を思いやる !

国会で政治の場で不毛の自衛隊論争が繰り返される、
「貴様たちは命をかけて国を守ったか! 日米安保が存在
することで日本の繁栄がなされたのではないか !」

自衛隊を政争の具にする国会に怒りが沸く !
弄んだ者は誰だったか ! 怒りをぐっと堪えて政治にもの
申す。

自衛隊びいき、それは靖国神社への感謝につながって行く、

靖国の杜に眠る英霊に敬礼。

♪ 田端義夫が唄う 心の歌 ≪ 麦と兵隊 ≫

YouTubeで ご覧下さい。

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