五木は、おんな歌を唄わせたら右に出るもののない名歌手だが !
その内でも、男歌 灯りが欲しい という歌に私はしびれる。
ここまで生きると紆余曲折、さまざまな喜怒哀楽に翻弄される、
幼少期より人に助けを求めない私は、自分の力で、解釈で困難に
立ち向かって来たが五木の「灯りが欲しい」には幾度も助けられた。
勇気付けられたと云ってもいい !
時には涙が流れ、時には胸が熱くなって、自分を鼓舞してきた。
五木ひろしの歌に酔いしれ、彼と思いが重なって勇気付けられた。
先般、亡き友の妻と電話で話したが、口下手の友だったが後輩
思いの兄気分だったと伝えると、彼の妻は声を詰まらせて咽んだ。
私と彼は感性が同じでしたよ、田舎では珍しい義理人情の男でした。
私が武道に目覚めたことで彼の良さが分かり、理解できたのです。
さらに妻は声を詰まらせた「Sさんありがとう !」
彼の妻は、糟糠の妻だった、時、今こそ 「灯りが欲しい」 に
違いない。
娘は女医さん、その婿殿は私の無二の親友の甥御 !
台風一過、被害地の皆様にお見舞申し上げますとともに、私が辛い時、聴いた歌
五木ひろし の 灯りが欲しい を 聴きたい贈りたい・・・。
涙が、滲む、 友よ !
友よ、墓石の下で、耳を済ませて聴いておくれ !?
「灯りが欲しい 」