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歌謡

茜色 慕情

薄水色の空がもの悲しげに眺めている、

見る人の心構えで明るくも暗くもなる、

今朝は心が淀んで視点は下を向いたまま。

重苦しい思いに囚われている犬猫の行く末、

私は今、悲しい現実と向き合っている。

生あるものへの愛、人によってその考え

方が違う、

悲しみの別れ道それは現実との決別でもある。

私の愛ディンティティ、か弱気ものへの愛 !

が、脆くも息を潜めて崩れていく   ?

子供の頃の可愛い猫から大人になってからの

犬との情愛、たまらないほどの愛しさに、

生かされた命の尊さを実感する日々だった。

ボランティアとは、人間を相手とは限らない、

私は強い者に手は差し伸べない、なぜなら

彼らは、弱者の手を必要としていないから  ?

か弱気ものへの愛の歌  !

慈しみの歌  !

だれか教えてくれませんか   ?

彼や彼女たちはひとりでに生きていけない  ?

私の、あなたの真心が必要なのです、

なぜにと  ?  言えないか弱気もの、それは瞳。

河川敷の右岸の中州の一角にふたつの

動くものが見えた、白と黒の二匹の犬だった、

愉しげに触れ合っている、

まるで以前見た「Sound of Silence」 を

髣髴させた。

西の彼方の茜色、片隅で泣く、お前が愛しい !

Sound of Silence – Dana Winner, Simon and Garfunkel

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