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歌謡

あの日の乙女に捧げる アニー・ローリ- Annie Laurie

雨不足で給水制限が囁かれるようになって町全体が 憂鬱になろうとしていた、

家の前を流れる河川敷が 喘ぐように白い中洲を見せているこの頃だった。

日曜日、手仕事を予定していたが窓の外を雨の音が する、遠慮がちに小雨が降っていた、

裏の小道を通って土手を下っていくと河川敷に突き 当る、中州は雨で地肌が薄黒くなっていた。

久しぶりの雨、6月の雨、6月の結婚ジュ-ンブライド、

欧米では6月に結婚すると幸せになれるといわれており、 日本でも数十年前から取り入れらてきた。

河川敷に巣くう生き物たちが歓喜の歌声を張り上げて いる。

「嬉しい ! ありがとう !」

何処からともなくスコットランド民謡

アニー・ローリ- Annie Laurie が聴こえてきた、

青春の別れ道に泣かされた曲である。

老い行くあの日の乙女に捧げる

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