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歌謡

織江と乙女たち

織江の唄

山崎ハコの「織江の唄」を聴くと

遠い昔のスナック喫茶がよみがえる

一人で  又は二人連れで

社会人一年生達が暖簾をくぐって

来店した

初めは先輩に連れられて

その内自分たち同士で恥じらいげに

顔をのぞかせた

ほとんどは学校時代からの恋人でなく

職場の同僚  先輩と来るようになった

恥ずかしくも切ない恋の始まりだった

大切に愛を育むものがいれば

ある頃から肩を落とす乙女が現れる

夜の商売は   そんな女性達の悲しみに

彩られた

しんちゃん!   しんすけしゃん

織江の嘆きは  そんな乙女達の恋心でも

あった

マスター!

何人もの乙女達の涙を見送ったことか

切なかったね

幸せは自分で掴むもの

それは男達に言える言葉

幸せは相手がくれるもの

これがその頃の受け身の女性の姿だった

しんちゃん   しんすけしゃん   !

織江の唄を聴くと

あの夜流した乙女たちの涙を思い出す

ちからになれずにゴメンよ

だから私は 懐かしい乙女に逢いたくて

織江に逢いにいくのです

東映映画「青春の門」主題歌 

五木 寛之  作詞

山崎 ハコ  作曲

♪ 織江の唄     山崎  ハコ

YouTubeでお聴きください。

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