近日来、子殺しの暗いニュスに国民が五歳児を偲んで
追悼の声を上げている。
罪もない子供を、何故にいたぶり殺したのか、
その究明が為されたとしても児童は還らない。
日本が、日本人の精神がゆがんでいる、
諸外国に伍して立ち向かわなければならない今、
その精神の支柱が脆くも崩れ落ちそうになっている。
新幹線で若者が身勝手な理由で刃物を振り上げた、
痛ましい犠牲者が出た、
女性を庇おうとして卑劣な刃に倒れたのである。
やりきれない耳に届くニュ-スに、さすがの私も
居た堪れない。
YouTubeにその救いを求めるも、
どうしても母子の情愛に行ってしまう、
日本の母、別れを余儀なくされる母と子の悲しみ。
あなたは、我が子が愛しくは有りませんか、
他人の子では、その代えは出来ないのですよ。
日本の母は自分を犠牲にして子供を庇ったのでは
なかったのですか。
この子殺しほど神の逆鱗に触れることはありません。
一時代、私が追い求めた、母と子の普遍の愛、
別れて尚、互いを案ずる愛の極致に、人々は涙した。
今宵も、又、目黒の五歳児を想って涙を流す人は多い。
歌謡 瞼の母に 幼児の慟哭を想う、
どうにかならなかったものか。
瞼の母 杉良太郎
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