アカシアの雨がやむとき
作詞: 水木かおる、作曲・編曲: 藤原秀行
日米安保闘争と関連付けて語られることが多い、
当時地方の高校生だった私はそんな事とはつゆ知らず
狭い学園の中で青春の蹉跌に翻弄されていた。
このアカシアの雨がやむとき は孤独に沈み途方にくれた
高校生のあがきの真っ只中で聴こえてきた曲である。
西田佐知子がレコーディングをするとき上手く歌えず
悩んでいる時、パリの風景をイメージして歌うようにした
ことを後日語っている。
この歌は遥か彼方に消えようとする昭和の女性たちの
一途な弱さを垣間見る、
男の気まぐれに翻弄される哀しい昭和の女たち、
男に主導権を握られた耐える時代の女性たち、
つくづく平成の女性たちは幸せだと思わずにはいられない。
世界の中の日本の女性達 その素晴らしさを再認識しています。
昭和の女性たちに心からの感謝と拍手を・・・
シルエットの向こうから涙で頬を濡らす女が浮かんでくる、
悲しみを堪え、別れに耐える 昭和の女性
アカシアの雨がやむとき は そんな女の物語
窓の外で 雨がひとしきり激しくなった
別れ歌 未練酒 帰らぬ愛の物語
さて あなたは 何 ?