人の死は、その人の生き方で彩るが変わってくる、
人生を全うして死出の旅路
予期せぬ事故で旅立つ
辛い闘病の末向かわなければならなかった死
その周りで繰り広げられる葛藤、社会の縮図、
人は生まれると死への旅路に向かうと誰かに聞いた。
それまでは、ピンと来なかったが、身近な者を
見送る度にその思い強くしている。
海の向こうから一人の男性の死が伝えられた、
その特異な立場ゆえ、世界の衆目を集めている。
強い立場の男だと思っていただけに暗殺という悲劇に
愕然とする、
家族との触れ合い、ひとり孤独に歩を進める姿に感慨を
深める、
幸せな家庭が瓦解した、残された家族を思いやる。
別の意味で聴いていた ニニ・ロッソのトランペットが
何故か? 彼の死に重なって来る、
巨大権力に家族の助命嘆願を為したと聞くと
その心根が愛しく哀れである、世が世であれば ?
親の因果が子に報い、因果応報の諺は日本固有のもの
だとしても胸につまされる。
家族に看取られず旅立つ男の後ろ姿に、 敬礼 !
♪ 夜空のトランペット ニニ・ロッソ
母なる太陽が西に沈む 真っ赤に燃えた茜空
人の別れほど切なく辛いものはない
恋人同士の別離に
トランペットの音色にうつ伏した悲しみ
今は、ひとりの男の数奇な運命に
夜空のトランペットが惜別を告げて鳴り響く
天国に向う男に 合掌