恋人たちの場所
わたしは若い頃スナック喫茶を経営していた。
その頃、町の洋画専門館で「恋人たちの場所」という
映画が上映されていた、
私には不似合いな恋愛ものだったのに ?
どうして観ようと思ったのか、今になっては記憶が定か
でない、とにかく1人で後ろの席に座って観たのである。
その店のマッチにこの洋画の題を印刷して客に提供した。
数十年経過している現在、この、恋人たちの場所のマッチは、
大事に数十個手元に残されている。
ところで・・・
主演女優のフェイ・ダナウェイも知らない、
主演男優のマルチェロ・マストロヤンニも私的には好きでは
なかった、( この女たらしめ と!)
ところが映画が進行するほどに銀幕に引き込まれる
自分がいた、
第一線のファッション・デザイナーのジュリア
(フェイ・ダナウェイ)は実は不治の病におかされ、
余命いくばくもない身だった。
彼女は、かつて一度だけ空港で会ったことのあるイタリアの
エンジニア、バレリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)の
ことを思い出した。
・・・・・
・・・・・この世のすべてを抜け出た別の世界へ。
洋画のメロドラマに目が行く記念の作品となった。
映画「恋人たちの場所」
スタッフ
監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
製作 カルロ・ポンティ 、
アーサー・コーン
音楽 マヌエル・デ・シーカ
キャスト
フェイ・ダナウェイ
マルチェロ・マストロヤンニ
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