この暗夜航路は、プロ歌手は勿論たくさんの女性達がカラオケで
情感こめて唄っている。
私は、深夜ひとり寝の子守唄で聴き入ることがある。

この歌の特長は、マイクを持つみなさん一様に顔を曇らせて
悲しみを目一杯見せて歌に没頭する。

日頃、家庭生活がうまく言っていないのではと心配になる程で
ある、

吉岡　治さんの詞に弦 哲也さんの曲が見事にマッチして女性群の
胸の内を嘆かせる、
男は女の悲しみに暮れる表情とほろりと落ちる涙に弱い。

あの街路樹の陰で実らぬ恋に焦がれた乙女が泣いていた、
しばらくするとその肩に寒空から綿雪が落ちて来て路面を白く
覆った　！

口元を押さえたその喉の奥から嗚咽が洩れてきた、
待て　ど暮らせ　ど　男は帰って来なかった。

キム・ヨンジャの歌を聴くと
別れた女の匂いがする、
受け入れてやれなかったことが悔やまれる、

そう呟いた男がいた、

女に代って眉間を寄せた、その目に涙が光った　！

男と女の道行き　何時の世も切ない恋模様　ああ　！

暗夜行路　　キム・ヨンジャ　80　ＵＰM‐００５０
作詞 吉岡　治
作曲 弦 哲也　
歌手 キム・ヨンジャ

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