ずっと昔、
私がまだ30代の頃のことだった、
子供時代から仲良しの友達がいた。
環境が変わった私は一時その友Aの仕事を
2~3ケ月 手伝うことになった、
「SさんAさんは信用のおける人ですか?」
ある方から、唐突に訊ねられた。
「良い男ですよ、しかし、こちら次第では
薬にも毒にもなるかもしれません ?」
苦渋の説明をしなければならない我が身が
切なかった。
何故ならAの金銭にル-ズな姿勢を度々
目にする機会が増えたからである。
守秘義務と内部告発、
それほど仰々しいものではなかったが
苦しい選択を課された。
結局、Aはその土地に居られなくなって
忽然と姿をくらませた、その前に私達は
別れを選択していた。
「突き通せない嘘はつくな !」
未熟な若さゆえの助言だったが、彼は
俯いて聴いていた。
歳月は、彼の生死さえ分からないほど
我々を通り越して行った。
何処の星の下、せめて生きていてくれよ、
野垂れ死に、新聞、テレビに踊る記事に
私の目は釘付けになる。
童謡に ♪ とうりゃんせ と言う歌がある、
人間は金と地位、名誉、そして皆さん触れな
いが年齢、それらには相応の矜持が課される。
人を貶める、
嘘を振り撒く、そして相手の悪口を云う
言葉で踏みにじる。
いつか我が身に帰る運命とも知らず
同じ轍を踏もうとする。
あなたの誹謗中傷に付き合った側近に今度は
秘密の鍵を握られることになるのである。
政治の世界で偏向マスコミを介して繰り広げ
られる誹謗中傷の罠 !
上に立つものが手にするとそれは転落への
スタ-ト台に変わる。
童謡 とうりゃんせ
YouTubeで ご覧下さい。