「10日から15日以外にすれば良いのかな ?」
ゴールデンウィークを挟んで「君たち3人と食事会をしたい ?」
との私の申し出に兄弟分のCが電話の向こうで応じた !
この3人の共通項は共に経済的に貧乏で育った苦労人、裸一つで大都会大阪で歯を食いしばって奮闘した後輩達なのである。
職人の道を選んだC以外は定年を迎えて長年の疲れを癒している、3人とも親の愛情に飢えた少年期を過ごした、非力な私なのに彼等の胸の内が愛しくてならなかった。
いつかみんなで逢いたい ! ここに来て私の願いが叶えそうである、あの夢に見る故郷、私は何時でも帰れる町に住んでいるが彼らには望郷のふるさとなのである、その故郷の思いも届けてやりたい !
ふるさと
教師を父に持つ友は「僕には故郷がない !」
2年、3年毎に父の転勤で転校する、だからその土地に根付く事が出来ないのである、寂しげに語った横顔が脳裏に浮かぶ。
童謡、唱歌 ふるさと
年老いて心に染みる童謡、あなたには帰る故郷が有りますか? 後輩との食事会が待ち遠しい!
「よく頑張った! 泣きたい時も有ったろうに! 良くやった !」
早速夜、Cから連絡が入った、
3人の都合のよい予定日が示された、こちらとしても異存はない、後は乗り物の切符の手配次第で日程が決まる。
大阪の地とそこに住む人々に私は感謝したい、
「彼らを見捨てないで見守って頂き有難うございました。」
故郷(ふるさと) 童謡・唱歌
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