松山千春 作詞 作曲 歌唱 恋
若い頃の千春から現在に至る千春まで
不思議な男だなと眺めているが
いえる事は誰も真似の出来ない感性の男だと
云う事である。
そこには尊敬の念が含まれている。
傍若無人なようで、反面礼儀を弁えた良き男
許される男とはこんな男を指すのかも知れない。
素晴らしい数々の名曲を産んで
多くの日本人の魂を揺さぶってくれた昭和の男
特筆してよいと思っている。
ひとりでにいる孤独な男や女たちが心の拠り所に
する気持ちが分かるような気がする。
コンサ-トでの軽妙なそれでいた毒舌を交える
話は、引っ込み思案の男達には代弁してくれる
騎士なのではないか。
たくさんの歌の中で、中森明菜が唄う ♪ 恋
が私は好きだが、千春はじめ男達の唄う恋も
何ともいえぬ味わいがある。
よくぞ乙女の気持ちになって言葉が出たものよと
私は、その感性に敬服する、
バックに流れる楽器の調べが又 泣かせる。
そういえば、そんな境遇に泣いて好きな男を諦めた
乙女たちが居た、
「幸せ掴んだかい!」 遠い追憶を呼び覚まして !
瞬く星空に涙した、乙女たちが愛しい !?
今宵は台風9号の余波で、庭の木々が摩れながら
鳴いている。
恋 あの日に泣いて 縋った あいつ
どんな 人生を 歩んでいるか ♪ 恋