かけがえのない友が大分別府の地に没した。
その連絡を貰って私は絶句した、
女の同級生Nちゃんからの連絡だった。
高校時代からの盟友、私の商売を影になり
日向になって見守ってくれた硬派だった。
夜、ひとりで物思いに沈むと得もいえぬ
感慨が湧いてきた。
「K兄よ !なぜ死んだ! わしを残して」
人は何時か別れが来るものと知りながら
それでも余りに切ない。
走馬灯のようにあの日々がよみがえる
同級生49名の内、生きている者の人数を
指折り数える 愕然とする。
「今、病院の無菌室に居る・・・」
私が最も信頼する同級生、同級会の連絡を
入れた私にその言葉が返って来た。
生きているうちに皆に逢っておくぞ !
港町 故郷の妹に、開催場所の折衝を依頼 した。
4月、同級会を強行する。
「Sよ! 待っているぞ !」 異口同音
みんなの答えだった。
かけがえのない同級生、自慢の俺の友 !
駆け足で天国へ向った友へ鎮魂の唄を贈る。
アルトサックスが男の弧線を震わせて泣かせる。
長良川艶歌 アルトサックスで演奏 20170112
長良川艶歌 テナーサックスで吹いてみた20170119