杉良太郎の歌に冬牡丹という歌がある、
You Tube でどんなに探しても聴くことができない。
同じ題名で鏡五郎 が唄っている、曲は全く別物である、
杉良の冬牡丹は何故か出てこない・・・。
以前、CDを購入して大切にしていたが仕事上の書類にまぎれて
紛失してしまった。
昔の女を振り返る切ない男の嘆き節、
過去のある男ならば、胸がきゅっと絞れる思いに捉われる。
坂口照幸の詞に弦哲也が曲をつけている、
初めて聴いた時、
「何故? お二人さんは俺の昔を知っている ? 何故 ??」
思わず、そう叫ぶほど男心を迷わせる、「古傷を触るなよ !」
杉良の歌は、我慢する男の胸の内を、垣間見せてくれる、
任侠もの、たとえば ♪ 瞼の母 ほろりとさせやがる !
♪ 明日の詩 ♪ すきま風 ♪ 男の人生
杉良の歌には、男の哀歓が滲みでる
!
何だよ! 何 なんだよ ?
若い頃は、世の女性どもを虜にしたが、年とともに男の臓腑を
わしづかみ。
杉良の良い面は、舞台 芝居にある、メリハリの利いたセリフ回し、
頭の良い御仁たちには分かりにくいが、義理人情を弁えた男達には
胸の中にすっと入ってくる、男なら共感することが多い筈だ。
若い頃は憎らしいほど自信に満ちていたが、年とともに、美人で
気立ての良い嫁さんを迎えたことで、男の値打ちが出てきましたね。
同年輩の私は彼の生き様に共感するところが大きい、隠れてそっと
眺めるファンでもある。
しかし、杉良はもてる、焼餅焼く男達がいる反面 年寄りの希望の
星でもある !
今度、是非、杉良太郎の ♪ 冬牡丹 聴いてください。
♪ むかしの女に今も詫びたい ・・・・・
「冬牡丹」
作詞: 坂口照幸
作曲: 弦哲也
歌: 杉良太郎
♪ むかしの女に今も詫びたい
男のせつなさくすぶる夜更け
夢を持たせて引きずるなんて
許されないこと 男には
遅咲きの 冬牡丹(ふゆぼたん)
あのひとは今しあわせか
夜、それも夜半
人が 寝静まった頃
一杯 飲みながら 聴いてみようか ?
何故か 涙がにじむ !
お互い 若い頃は むちゃしたものだよな
少しは、人の情けを思い出すのも いいものだ ぜ
そういう俺は、弦 哲也の歌に (曲) よわい ・・・。