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歌謡

憎いあんちくしょう  同期の桜

この頃特に感じること、人間関係が面白い、
若い頃は血気にはやって敵も多く作ったが、
歳を取るほどに人が愛しくなるのである。

「あの野郎!  許さん !」この繰り返しの
青春が影を潜めて今では良い方に気になる。

元気だろうか ?  皺と白髪の増えた顔を見ると
何故か不憫になる。

風の便りが病気に伏せる日々を知らせて来ると
平癒を祈る自分がいる。

敵対したあの頃を忘れて、愛しさがこみ上げる、
命の終焉を感じ始めるからだろうか ?

幼い頃からの友、無邪気に遊んだふるさとの海、
喜怒哀楽を共にして歳月を重ねた貴様と俺。

友の亡骸を見送るその席で相変わらず小声だが
悪態を吐く、悪気はないのだが悲しさの言葉を
言えない純情、相変わらず生き方が下手だな !

隣を同じくしたふたり、私はそっと彼の手を
握った、握り返すでなく為すがままの彼の手は
柔らかだった。

あれほど憎まれ口を叩く奴が、別れの時、車の
窓越しに幼い頃のあだ名で呼んでくれた  !

お前だけは、本当の竹馬の友、わしより先に
死んだらいけんぞ  !

あの悪タレが、幼い頃に戻って「 Y ちゃん !」
と呼んだ、男の友情、男度胸の純情、

やはり、ふたりは 「貴様と俺」

肺ガンなんかで死ぬなよ ! ワシを見送ってから
天国に来いよ !

雨が、ポツリと落ちて来た、 男っていいな  !
もしかして、神様がその友情に心打たれたのかも!

今宵は、焼酎の水割りで、

 

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