人は、その時の心の持ち具合で唄う歌がある、
そう知らされたのは苦労した女性の一言だった。
香西かおり 雨酒場
彼女の味のあるコブシと情感を聴いて自分の
本分を思い出したのである。
女は憧れの存在ではない、その弱い哀しさに
寄り添うことなのだと。
好きだよと向くのではなく、
その解けない哀しみに手を差し伸べて、解決
してあげることなのだと。
だから、この歌にぐっと来るのだと理解した !
彼女を含んでの4人姫の歌はこれからも日本人の
心のひだを泣かせるに違いない。
歌は、歌によって帰る時と場所が違う ?
生まれて、吾を自覚して、そして人生を歩んできた、
その道中に、安らぐ止まり木が、数々の歌声に
彩られている。
♪ 「忘れな草をあなたに」 が好きです !
そう呟いた人は、今 別の歌を薦めてくれた、
苦労したものね !
女性は助けてあげるもの、笑顔を届けてあげるもの。
安堵の余生であることを祈ります。