ごめんよ 親父
薄闇が迫る 河川敷の土手沿いは 通る人影もなく 静まり返っている 自然が黙る あの日の親父が寡黙 になる 親戚一党酒飲みばかり 親子二代 酒癖には泣かされて とうとう下戸になった 本当は 飲めた親父 天国の そんな 親父… もっと読む ごめんよ 親父
薄闇が迫る 河川敷の土手沿いは 通る人影もなく 静まり返っている 自然が黙る あの日の親父が寡黙 になる 親戚一党酒飲みばかり 親子二代 酒癖には泣かされて とうとう下戸になった 本当は 飲めた親父 天国の そんな 親父… もっと読む ごめんよ 親父
村上幸子という清純歌手がいた 宝玉の「不如帰」の歌を残して 天国へ旅立った女性歌手である。 私は、彼女の死後 長らく この歌を聴けなかった あまりに可哀そうで切なかった。 私の姉と同じ病名 その闘病の日々は涙なくして 語… もっと読む 幸子 命くれない
夏の日の君 この青空を見上げると あの日2人で戯れた 大島の砂を思い出す 欠けた貝殻が ピカッと光り こんなエンゲージリングが 欲しいと 君は涙ぐんだ ちょうどその頃 Classの歌がはやっていた 夏の日の1993 軽快… もっと読む 夏の日の君
ごめんよ 辛かったね 若い頃の私は演歌ひと筋の上、さらに男歌一辺倒、 無粋な野郎だった、 だから繊細な女心に想いが向く余裕がなかった。 モテない時代を過ぎて、少しだけ持てるようになると 女にで… もっと読む ごめんよ 辛かったね 浮草ぐらし
港町の夜市は 大人にとって郷愁に振り返る思い出 女がカウンタ-で泣いた夜 幾多の恋が闇夜に消えた 黙っておしぼりを出した 男なんか一人じゃないよ 私は 小さな声で呟いた あの夜の女の後ろ姿が忘れられない 昭和に咲いた … もっと読む 抱擁 土曜夜市で
今でこそ歌のレパ-トリ-の増えた私だが 弟の経営する二番町のスナックで 無理やり歌わされたのは 北島三郎の ♪ 終着駅は始発駅の一曲 これしか歌えなかったのである。 この唯一の歌を同級会の観光バスで唄ったのが わが人生の… もっと読む 終着駅は始発駅 ありがとう!
夕食後のひとときYouTubeを 見ていたら 懐かしい曲が流れて来た ビー・ジーズのマサチュ-セッツ 港町に切ない思いの男がいた なさぬ仲の恋に悶えた男が 何度港の西にある船着き場に 向かったことだろう 今でいう フェリ… もっと読む ビー・ジーズ 別府港
初恋 あかね色 緑色ではなく、あんず色でもないな じゃあ何いろ 太陽の沈む故郷の西の彼方は あかね色 そう茜色だね 切なさが胸を押しつぶして… もっと読む 初恋 あかね色
ぼくんち どこへ行くの 幼子が 問う 3月の雨が窓をたたく。 楽しかっただんらんが もう来ないのですか 小学生の姉が 泣く。 家の中で何かが変わる 台所の陰で 妻がそっと涙を拭いた。 中国から予期せぬ 嵐が 日常を 一変… もっと読む 春雨 悲し
hug 抱擁 男の愚痴が続くね そんなに世の中 儚いかい 田舎の友が心配して電話をよこした お前らしくないぞ ! Sよ 言葉の綾一つ、文字の句読点ひとつで おれの心を読む。 少し休みなよ … もっと読む hug ほうよう