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歌謡

ごめんよ 辛かったね 浮草ぐらし

ごめんよ     辛かったね

若い頃の私は演歌ひと筋の上、さらに男歌一辺倒、

無粋な野郎だった、

だから繊細な女心に想いが向く余裕がなかった。

モテない時代を過ぎて、少しだけ持てるようになると

女にでも男に対するように辛く当たった、完全な亭主

関白、今振り返ると「きつく当たったな  !」

だから、反省しきりである。

裕ちゃん、旭ちゃん、サブちゃん、人肌違いのフランク

永井、男歌にどっぷりとつかっていた、

女歌を唄う男など「女々しい奴  !」 と馬鹿にした。

ところが人生経験を重ねる程女性歌手の悲しさ、切なさ

が身にしみるのである、

都はるみの歌等この昨今じっと耳を澄ませるように

なりました。

男は仕事の上の苦労を経験すると人の情けが身に染みる

ようになる、そして自分を振り返るようになる、

相手に想いが向くようになる、苦労人ほどそうである。

泣いて許しを請うたのに、男の意地が許せなかった、

肩を落とした後ろ姿、涙を拭うあの仕草に胸が締め付け

られる、「ごめんよ!  辛かったね   !」

♪   浮草ぐらし

YouTubeでお聴きください。

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