引退盲導犬オリバ-ふるさとに帰る
涙なくしては見られない動画、パピーウォーカーの元へ帰る。
目の不自由な人のために常に寄り添い支えてきた盲導犬は
引退すると老犬ホームか又は老犬ボランティアの元で余生を
送ると言う。
私が親しくしているご家庭にも二匹のゴールデンレトリバー
が家族の一員として生活している。穏やかな犬達である。
その反面、私の生活の視野の中に、明日をも知れない犬達が
いる、心無い市民のために首に紐を巻きつけられて彷徨う
老犬がいて、数匹単位で彷徨う野犬、捨て犬達がいる。
夕方いつもの道をゆっくり通りかかると立ち止まって追って
来る犬が居る、どこかで飼って貰っていた犬なのか ?
飼い主が迎えに来たのではないかと必死に視線を向ける、
切なく視線をさまよわせる犬達に私の胸は切なくなる、
もしも、我が家の犬のたどり着く姿だったなら、と思うと
胸が張り裂けそうになる、
その群れの一匹一匹の表情はそれぞれ個性がある、
夜陰に紛れて、彼らを支えるボランティアの人達、犬を敵視
する近郊住民との間で動物愛護の使命感との狭間で呻吟する。
心優しき人たちの暖かい性格に接すると、男として何を為す
べきかその覚悟を問われるような気がする、私の徳を積む
精神はこんなところから芽生えたのである。
引退盲導犬、パピーウォーカーの元へ帰る
オリバ- 新たな旅立ち!
パピーウォーカー さとうさん母子に心から感謝いたします。
オリバ-が幸せな余生であることを祈りながらみなさんと一緒に
動画を拝見いたします。