コーヒーとトーストの軽い朝食を済ませてリビングで
くつろいでいる、
古い石油ストーブが炎を絞られて苦しげに喘いでいる。
それでも健気にストーブの上に乗せたヤカンが注ぎ口から
湯気を立てて心地よい音色を奏でている。
その子守唄を聞きながら遠い昔に出会った男女のことを
思い出していた。
喫茶店のウエイトレスと男伊達、二人の接点はそれ以外に
まじ会うことはなかったが、時を同じくしてそれぞれの
恋物語が交差していた。
ふたりに共通するのは、恋と掴むことが叶わなかった愛 !
結ばれ得ぬ儚い恋と、永遠の別れに導かれた恋、別れへの
序曲だった。
チェリッシュに ♪ 白いギタ-と云う歌がある、
過去の別ブログに自死を選んだ男を紹介した事があった。
白い淡い、いや透明に近い・・・湯気が天井に昇る ?
チェリッシュの女性ボーカル「エッちゃん」の甲高い
清純な歌声が悲恋に終わった女性と重なって歌の世界に
引き込まれて行く・・・
♪ 白いギタ-に 変えたのは
何か理由でも あるのでしょうか
・・・ ♪
♪ 白いギタ- チェリッシュ
(昭和48年)
詞 林 春生
曲 馬飼野俊一
編曲 藤野 浩一