私が二十歳を少し過ぎた頃、ある古いアパートに住んでいた、
四畳半一間と二畳の台所、風呂なしで共同トイレの住まい。
不思議なもので貧乏人には、こんなアパートでも天国だった、
隣には若夫婦と幼い女の子の三人家族が住んでいた。
小さな参道が延びる裏山はその町の守り神様の住む鎮守の杜、
前には市の主要な建物が建って居た、建物と言っても都会と
違って数万人の田舎町、だから、せいぜい二階建ての建築物。
日本のフォークソング、1973年(昭和48年)9月20日に発売された
南こうせつとかぐや姫の神田川が世に出る以前の話である。
この若夫婦の家庭は私に家族の温かさと夢と希望を抱かせるお手本
だった。
まさか数十年後劇的な再会がもたらされ様とは神様だけが知り得る
ことだった。
私の恋物語の端緒になった女性と関係の深い人だったのである、
・・・・・ ?
人生は、最後まで諦めないこと、ささやかな夢でもいい、希望を
明日に託して、努力する、そこに神は手を差し伸べる。
神田川
作詞 喜多条忠
作曲 南こうせつ
唄 かぐや姫
♪ 貴方は もう忘れたかしら
赤いてぬぐい マフラーにして
・・・
喜多条忠 の詞と南こうせつ の曲に
甘酸っぱい想い出をくすぐられる ひと達は多い・・・!
私も御多分にもれなかった、
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