ハイ・ファイ・セットの山本潤子に翼をくださいという歌がある、
みなさんご存知でリクエストの多い曲で知られている。
しかし私は、どういえ訳か、「フィーリング」 に心引かれる。
大人の女性の恋歌、しんみり聴くと胸に迫るものがある。
それにしても女心の情感をよくぞ男の作詞作曲家が書けるものか
と私は感心する。
M・アルバ-トの作詞作曲に、なかにし礼の訳詩 参りますね。
「フィーリング」
♪ ただ 一度だけの
たわむれだと 知っていたわ
もう逢えないこと
知ってたけど 許したのよ
そうよ 愛はひとときの
その場かぎりの まぼろしなの
・・・
男と女の情景が
まさに目の前に迫ってくる・・・
私の脳裏には さしずめ
九州別府航路フェリ-乗り場から大分に向った男を見送る女、
旧国鉄Y駅構内の電柱の陰から為さぬ仲の若者を見送る人妻、
港町の裏通り、舞い落ちる雪の冷たさを感じず恋を引きづった
女の嘆き、
様々な情景・場面がフラッシュバックする。
なかにし礼さんの詞には心がこもる、お前さん前世では女かい?
山本潤子が 眉を寄せて恋を唄う !
女の弱さと切なさが、これでもかと男の胸を揺さぶる。
しばらく言葉を潜めて、歌に聴き入ってみましょう ?
動画は、YouTubeで ご覧下さい。