私は、暇を見つけて近くの公園に行く、
小さな縦長の桜の園は、様々な人生を抱えた人たちが
思い想いに時を過ごしている。
それは、仕事の合間の息抜き、又は家族問題を抱えて
思索の時間にすがる人、人生の縮図がそこにはある。
小さな小鳥たちが、か弱い声で囀っている、母恋子守唄
親にはぐれた小鳥たちが母の名を呼んで鳴いている。
自然は優しい反面残酷な弱肉強食を見せる、人間とて
同じ、弱い者から淘汰される、清貧国の子供達が腹を
空かせて地を迷う !
アレコレ考えると気が滅入る、公園はそんな気分を一新
させて、遥かなる夢を見させてくれる、突然カラスが
頭上で鳴いた。
私が若い頃、恋の夢を見させてくれた歌手がいた、
フランク・永井
その甘い低音は田舎の高校生を鼓舞してくれた。
公園の手品師、一味変わった歌だが、なぜか心豊かに
させてくれた、
都会の恋歌に聴き惚れて、素朴な銀杏に手品師を想う!
宮川哲夫 作詞 吉田 正作曲 フランク永井 唄
公園の手品師