勇気一つを友にして
心細い旅立ちだった、
四方八方敵ばかり、そんな心境だった。
悪が呼んでいる
ちょっと来いと!
困ったな、どうしょうか ?
心臓がパクパクする、のどが渇いてきた、
ここで逃げると いつまでも追いかけられる
じゃあ、覚悟するか、そうだ深呼吸・・・
裸電球の街灯がもの侘しげに ?
行く手の狭い軒をぬう道を照らしていた、
辻に妙な男達が 何かを警戒している
何故なんだ ? 妙な胸騒ぎがしてきた、
その間も 頭の中は物凄い勢いで 打開策が
回転している
結論、
まあ、どうにでもなれ、なるようになるさ、
開き直りと言う奴である。
そうすると不思議なことに心が 心と言う奴が
落ち着いてきた、
とおい昔、悪の大将に呼び出された時のひとこま、
誰も助けてくれない、 ひとりぼっち
究極の孤独、 心細さ 暗い路地の不気味さ
じゃあ、どうしたのよ
開き直り、どうにでもなれ
勇気一つを友にして
これしか なかったのよ !?
思いでは空想を友にして蘇る
子供の頃のドリ-ム
大人の世界のファンタジ-
思い出と歌の アンバランスな 組み合わせ
それが不思議なのよ 何故なのかな ?
思い出にふける 夜半 台風11号が
我が家の上を通過中、勇気一つを友にして
そっと、しておくよ、その勇気忘れるな。
屋根の上から 雨交じりの声がする
♪ 勇気一つを友にして
作詞 … 片岡 輝
作曲 … 越部 信義
編曲 … 湯山 昭