思いがけない友の死だった。
7月も終わりを迎えていた、
高校の同級生に電話をした。
その時、友の死を知らされたのである。
度の強いメガネを掛けていた友は、
同級生が揉めると必ず間に入って
エコヒイキなしの正しい仲裁をする、
正義感の強い男だった。
その男が死んだ、
若くして目を悪くして治療の甲斐なく
失明した。
隅々まで知り尽くした彼は
自宅では不自由なく歩き回ったと云う。
日々何を思って生活していたのだろう、
あの高校時代の姿を思い出して胸が
詰まる。
見舞出来なかったことが悔やまれる。
8月はお盆月とともに敗戦を迎える月、
国会論争の向こう、過ぎ去りし日の
過去に思いを致している。
国を守るため、愛する家族のために
南海へ散った特攻隊員がいた。
靖国で会おうと、誓い合った英霊に
現在の日本はどんな形で映っている
だろうか ?
机の上で集団的自衛権を論じる国会
揚げ足取りに終始するエセ平和論者。
北朝鮮拉致被害者さえ取り返せない
無力な日本国、被害者その家族の胸中を
思うと申し訳ない。
そんな国に転落したことが恥ずかしい、
靖国の英霊に申し開きが立たない。
その思いで
ある歌を聴いている ♪ 同期の桜
友を、拉致被害者を、特攻隊員を、戦場で
散った兵隊さんを・・・無辜の民を。
戦後
日本の平和は何に依って守られて来たのか
今一度、考えてみよう !?
♪ 同期の桜
作詞:西條 八十
作曲:大村 能章