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雑談

のどかな春日和 恋 中森明菜

土曜日の昼下がり 
庭の手入れと窓のスダレ掛けに身体を動かせる、

燦燦と降り注ぐ太陽の光りの中を 白い雲が それぞれに
流れていた。

過去から 未来へ そして現在を見つめて
ある恋を 想っていた そう 偲んでいた

今風に言えば女性に告白する事もできず、自分のカラーに
閉じこもる男がいるかと思えば、恋の痛手に打ち萎れる
事もなく次の花に飛びつく女性がいる。

そういう意味では女性に有利な時代になったのであろう!

ひとりの男の想い出を抱いて、健気に思い詰める女がいた、
昭和が残り火を悲しんで消えかかろうとする時代、その
恋は悲恋に終わった。

男の視線が再び彼女の姿を捉える事がなかったのである、
女には恋の終焉、男にはゆきずりの恋、再びマジ会う事は
なかった。

恋 ! 待ち焦がれる恋 ?
奇跡は起こらなかった、その時 女の情念は脆くも崩れた。

ひとり寂しくこの世から消えようと決断した、
・・・・・
一命を取りとめた女にあのはにかんだ笑顔は戻らなかった。

恋 ! たかが恋 !
しかし、彼女にとっては、されど 恋 ! ハリを失った
沈黙の恋、それは、心の奥に沈殿して行った。

中森明菜と言う、ひとりの女性、一時代を創った歌い手に、
明日の日は微笑むであろうか ?

倦怠感を払拭してくれるだろうか、その真から輝く 笑みの
漏れる明日を信じたい。信じてあげたい !?

・・・心を表せる術を忘れたかのような 幸薄い ひとりの
女性、心に引っかかる 彼女の 胸の内を 思っていた。

恋 それは 一途な 恋 

「中森明菜」

♪ 恋 松山千春 中森明菜

昭和がまだ輝いて、そして静かに暮れようとしていた時代
幾多の女性達が私の店へ顔を出した

男に振られて 悲しみに胸を焦がした乙女達
その涙に滲んだ心の奥を 救うことが出来なかった 後悔

歳月が矢のように過ぎても あの純真たちの悲しみを忘れない
中森明菜の実らなかった 恋に 乙女たちの姿が重なる

幸せを 掴んだかい 力に為れなくって ごめんよ 
星の瞬く夜空を見上げて 呟く 男のひとり言 ごめんよ

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