旭川慕情という歌が有る、
作詞:横内淳 作曲:横内淳 歌:横内じゅん
♪ 小雨に濡れた 旭橋 震える肩も 濡れていた ・・・
この歌に接した時、私は胸が震えた
歌の良さもさることながら、唄っている横内じゅんに
釘付けになったので有る。
私が仲良くしていた人に、建設会社の社長が居た、
私より4歳年下の無口だが誠実な男だった。
山間の村から県都へ出てきた実直な男だった、
材木会社、不動産、建設会社と事業を広げていき、
県内では堅実な会社に育て上げた経営者だった。
その彼が病に倒れて、早すぎる旅路に向ったのである。
事業は奥さん、長男 次男が後をついで、父親の跡を
立派に引き継いでいる。
私は、彼のいとし子達に、家の相談を持ちかけている、
父親の名を汚さぬ二人の息子達は、私の相談に耳を
傾けて力強い協力をしてくれている。
旭川慕情の横内じゅんに彼の面影を重ねている。
彼に逢いたい、彼の顔を見たい・・・
その時は、横内じゅんに逢いに来る、
今度、ふたりの息子達に横内じゅんの話をしたいと
思っている、
「親父さんが元気に演歌を唄っているよ、逢いにいくかい!」
今宵はコブシの効いた津軽慕情を聴いてみたい。
津軽慕情 横内じゅん
作詞:平山忠夫
作曲:遠藤 実