生意気な高校生達だった、
そのワリには好きな女学生にはからっきし弱かった、
顔を見られない、向こうに姿が見えただけで俯いた。
純情なものだった!
その時代、「有楽町で逢いましょう」の歌を引っさげて
低音の魅力、フランク・永井が彗星のごとく少年の前に
現れた。
大人達ばかりでなく少年にも希望を抱かせたのである。
大阪は憧れ、さらに彼や女性歌手たちの歌で少年達の
夢は大阪に向った。
フランク永井には、良い歌がたくさんあるが、
私は何故か、このこいさんのラブ・コールに思い入れが
つよい、
眩しい女学生の存在が、さらに歌を際立たせていた。
遠い遥かなる 青春時代 都会を夢見た 少年達
人生は、どうだったかい ? 恋は成就したかい !
あの校庭を思い出して見るかい !?
フランク永井「こいさんのラブ・コール」
作詞 石浜 恒夫
作曲・編曲 大野 正雄
歌 フランク・永井