ふるさと恋しい 津軽慕情
遠藤 実、 船村 徹、
両巨匠の歌で私の人生は幕を開けた、その数きりがない、
淡い初恋から失恋へと四季折々に旅情が見える、
人生を歌い、苦労を乗り越える、風雪が身を凍らせる、
其処には日本のふるさとが見える、恋しい母ちゃんがいる、
忘れてならない オヤジがいる。
両先生の眼差しの向こうに故郷、日々織りなす人間の姿が
いた、
荒波が岸を打ち、白波が想いを運ぶ、痺れる北国が在り
緑の山河が招く、日本は広いな ?
しかし、小ちゃいな ! 大事にしなくっちゃね !
一本杉に見せられて、北国の春に故郷を偲んだ、
風説流れ旅で彷徨い、哀愁出船で港に立った、故郷は
手招きして我を呼んでいた。
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本来なら、網元の次男坊、その地方では有数の長者番付に
載る程の資産家、
運命は、親父を悪い方に導いてしまった、三歳の歳、叔父
(私の祖父)の家に遊びに行ったのが運命の別れ道となった。
祖父は百姓の次男坊、後年私を可愛がってくれる祖母との
間に子供がなかった、
自然に養子として育てられるのである、無口な性格はそんな
生い立ちを知ってできたのかもしれない、子供が云うのも
何だが、不憫で愛しい人だった。
親父の苦労と悲しみは今の私には全て解決出来るものなのです、
それだけに助けられなかったことが無念でなりません。
九州は大分湯平温泉、湯船に浸かるオヤジの胸中に何が去来
したであろうか ?
一度で良かった、酒の飲めない親父だったが、お酌をして
飲みたかった。
♪ 津軽慕情/福田こうへい HD
作詞:平山忠夫
作曲:遠藤 実
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いろんな方々の歌を聴き比べるのも良いものです。
ふるさとは、いいなぁ! 泣けるなぁ・・・!