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歌謡

浮雲ふたり 心の傷 癒して

あれほど人々を泣かせた大雨の濁流が

何処に消えたか姿かたちもない

 

多くの人々の命が失われ

家屋敷が流されて途方にくれる人悲しい

 

余りに多くの破壊と別れ

平穏な日常が一変した故郷の景色

 

猛暑を迎えた青空に浮かぶ雲が

ゆったりと流れていく

 

その落差に戸惑う男が ひとり

 

浮雲ふたり

神野 美伽の歌声が聴こえて来る

 

この歌は神野 美伽が長年連れ添って

そして別れた元夫で

名作詞家 荒木とよひさ

40周年記念曲である

 

発売当時から

妙に心引かれた歌だった

 

その明るさが

かえって演歌にはマイナスではと

思っていたが

 

だからこそ、重いものも軽くなるのだと

今では、神野 美伽の個性に合っていると

納得している

 

浮雲ふたり 人は心の中にそれぞれの

想い出を抱えている

 

姿かたちの違う 浮雲が

ごめんよと 遠慮気味に 漂っていた

 

浮雲ふたり

ツンと鼻に来る 思い出が

郷愁をともなって青空に浮かんだ

 

離婚したことで

神野 美伽の唄は深みを増して心に染みる

 

浮雲 ふたり  神野 美伽

深夜 虫達の競演の中に 聴こえてきた

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