希望 (のぞみ ) は、
作曲家 船村徹が刑務所に服役中の受刑者の心情を思いながら
作曲した歌です。
船村徹 瀬川映子 鳥羽一郎 五木ひろし 岡田しのぶ
後藤ケイ が唄っている。
子供を残して刑務所に入っている女性受刑者の哀歓を切々と
語る「希望 」(のぞみ) は聴く者の胸に迫ってくる。
ところが今回紹介する「希望 」(きぼう) は、
1970年4月1日にリリ-スされた岸洋子のシングルである。
汽車に乗ってあなたを訪ねて旅に出る、
しかし、私の心の風景には、夢破れて都会を捨てた男たちが
幼き頃の故郷に戻る望郷の歌に聴こえてならない。
魅惑の越路吹雪 聴かせる岸洋子
若い頃には、響かなかった想いが旅路の果てに見えてくる。
じっくりと聴かせる歌は、1人で聴く夜の帳にこそ胸を打つ。
きぼう も のぞみ も
作り手の原風景に、その物語が見える。