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歌謡

切なさつのる もどり川

寒い夜が明けた2月1日 土曜日

朝の用事を済ませて近くの河川敷に

出向いた。

その土手は市民のアスファルト舗装の

散歩・ジョギング場所でもある。

西の向こうから小柄な女性が歩いて

来るのが見える。

いつものように帽子とマスク姿で顔が

見えない。

顔のわからない相手に

「おはようございます・・・!」

これだけのあいさつを出会う度に繰り

返している。

その女性と出会う毎に(どうか幸せで

ありますよう ?」 と念じている。

河川敷を見ると清らかな清流が下流に

流れている。

私の耳に伍代夏子の歌が聞こえてきた

彼女が苦労している頃ようやくヒットした

歌だった。

それは  「戻り川」

大川栄策の ♪ さざんかの宿

森若里子の ♪ 浮草情話

この、戻り川は女の恋歌

さざんかは人妻を恋うる歌

浮き草は女の情話

戻り川も女心の切ない歌

ふっと昔を思い出すと

すれ違った女性の悲しみの顔を

思い出す。

元気ですか ?

幸せですか !

・・・どうしても悲しい表情と涙が

浮かんで仕方がない !

愛することは辛いこと

そして切なさが つのる こと。

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