信ちゃん 信介しゃん !
山崎ハコがそう呼んだ時
私は不覚にも涙が流れた
後輩の名前であり
過去にすれ違った乙女達の
叫びでもあったのだ
身を売られる薄幸の女
捨てないでと叫んだ女が
重なって見えた すまん
港町に無情な歳月が流れて
大分行きのフェリー埠頭が
歳老いて雨に晒されていた
信ちゃん 信介しゃん
記憶の向こうで呼んでいる
戻って来て 捨てないで
五木文学の最高峰 青春の門
♪ 織江の唄 山崎ハコ
作詞:五木寛之
作曲:山崎ハコ
歌唱:山崎ハコ
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