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歌謡

橋の袂で 浜千鳥

橋の袂の公園に車を止めた、

何組かの人たちがランニングで汗を流していた。

薄曇りの橋の袂は、鳥の声、車の通り過ぎる音で
午後の生業を偲ばせて居た。

午前中は激しかった川の流れも、夕闇を迎える頃は
穏やかな流れに変わっていた。

「浜千鳥」
私たちの年代にとってこの歌は、特別の感慨が湧く、

私にとっては、バタやん 田端義夫のギター姿が
印象に残る。

バタやんの目にうっすらと母を想う涙が滲んでいた。
共通の母を乞うる想い、 !

バタやんの熱唱が胸に響いてならなかった。

智恵子抄の二代目コロンビアローズの浜千鳥は
その清らかな唄声に、過ぎ去りし青春時代が
オーバーラップして、鼻にツンと来たものである。

四季の歌の芹洋子 あいかわらず引き込まれる。

今日は、珍しく森繁節に耳を傾けた、
森繁久弥、さすがその抑揚が心に響いてくる、うん!

「浜千鳥」 中学生の頃の音楽の時間、
先生のピアノ伴奏でクラス全員が唄った。

隣にいたAの澄みきった唄声が耳の奥から消えない。
親を探して 鳴く鳥が
・・・・・・・

作詞者 鹿島鳴秋   
作曲者 弘田龍太郎
 
青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる
濡(ぬ)れたつばさの 銀の色

友よ! 幸せを掴んだかい! 友よ !?

日本の国から、素晴らしい唱歌をなくしてはならない、

駆け回った山河に、慟哭の涙を流させてはならない。

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