望郷ギター船
西の彼方大分は佐賀関に太陽が沈んだ、
友の誘う就職を諦めた青年は黙ってその
残影を追っていた
虚しく東京に消えた恋が心を痛め苦しめた
彼のどこを探しても希望と灯りは一欠片も
残されてはいなかった
手元に置いたチッポケなトランジスターラジオ
から売り出し中の若い歌手の歌が流れて来た
北島三郎だった
胸に響く絵も言えぬ哀歌は男の弧線を震わせる
胸に染み入る乙女を乞うる歌 それは♪ギター船
凪が白波に代わった
今では想像もできないサブちゃんの恋の歌である
細やかな唄い方は彼の人間力を見事に表している
見事な歌唱力である
歌の題名も長らく思い出せなかったが今回You Tubeで
見つけることが出来た、関係者にお礼を申し上げます。
♪ ギター船
歌 : 北島三郎
♪ 鳥羽一郎「ギター船」
作詞 : 星野哲郎
作曲 : 船村 徹
昭和37年 (1962年)
You Tubeでお聴きください 。