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歌謡

波止場だよ、お父つぁん もういちど

波止場だよ、お父つぁん という美空ひばりの歌がある、

作詞 西沢 爽
作曲 船村 徹

島倉千代子の 東京だよ おっ母さん と双璧の名曲である。

海は、出会いの海も有れば悲しい別離の海もある、
特に悲惨なのは、海難事故で亡くなることである。

私にも辛くて悲しい別れがある、
私を可愛がってくれた、一級と二級上の先輩の海難事故 !

ともに苦しい家計を助けるため荒海に乗り出す漁船員となり
嵐の海で死亡した。

両親、兄弟の癒えぬ悲しみを傍で見ることに為った。

身内の主人 (遠縁の人) はロ-ラ-に巻き込まれて亡くなった、
幼い子供達を残しての事故死だった。

先輩の兄は家庭を持つこともなく嵐の岬で転覆事故で死亡。
後輩の父は、船上で張ったロ-プに跳ね飛ばされて死亡。

悲しい話が多すぎる
海の男は常に命の瀬戸際に我が身を置いて、子供達を育てた。

私の親友は大手船舶会社で七つの海を渡って世界を又にかけた、
有り難いことに定年前、陸に下りて事務仕事で定年を向かえた。

現在、悠々自適の生活で身体の弱い妻を支え平凡に暮らしている。
時々、出会ってのお茶会は至福の時間である。

海の男
現役で海に漕ぎ出して闘っている男達がいる、
私の仲良しの友は、漁業を事業として拡大し四季折々の製品を
送ってくれる、その無事と感謝の電話が今日も続いている。

「遠い子供の頃の思い出」
 私の父方の本家が底引き漁業の網元をしておりました、

 そこの漁船員にケンちゃんという優しい兄ちゃんがいました、
 何処の生まれだったか未だに分からない。

 どういう訳か私を可愛がってくれて、ふるさとで一番の繁華街へ
 連れて行ってくれました。

 その時食べたR食堂のソフトクリ-ム入りのカキ氷と卵うどん
 の味は一生忘れられない、この世で一番うまかった。

 私にとって、海の男は英雄だった、頼もしい兄貴だったのである。

♪ 波止場だよ、お父つぁん 
亡き兄がこよなく愛した美空ひばり 長生きしてほしかった。

「その歌声に耳を傾けて」二度と出ない本物の歌手だった。

♪ 波止場だよ、お父つぁん 美空ひばり

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