雑談

ビルマの竪琴 記憶に残る名作

都会では戦後の焼け跡がまだ数多く残っていた時代、少年は中学校へ入学した、
その頃観た映画を彼は何故か鮮明に記憶の底に残している。

学校に来た巡回映画だったのか町の映画館で観たのか、どうしても思い出せない。
敗戦の痛手からそう経っていない、昭和が途方にくれていた時代の最中だった。

「ビルマの竪琴」
監督 市川崑 脚色 和田夏十 原作 竹山道雄  脚本の和田夏十は、監督市川崑の妻。
1956年 製作 
配給    日活

キャスティング
井上隊長  三國連太郎
伊東軍曹  浜村純
水島上等兵 安井昌二
小林一等兵 内藤武敏
馬場一等兵 西村晃

竹山道雄の原作を和田夏十が脚色、市川崑が監督、尚、その頃から北林谷栄の老婆
役の演技が光る、一部分はビルマにロケを行っている。
今振り返っても、市川監督のメガホンは素晴らしい、その才能は他を圧していた。

1945年の夏、敗残の日本軍はビルマの国境を越えて、タイへ逃れようとしていた、
その中にビルマの堅琴に似た手製の楽器を伴奏に、荒城の月を合唱する小隊があった。

若い頃の安井昌二の水島上等兵役は、後年、中井貴一が主役を勤めた「ビルマの竪琴」
を比較しても印象に残る演技で、ずっと気になって追いかけた俳優だった。

白黒画面ゆえに、戦中戦後の当時の世相が垣間見える。

劇中歌 兵隊達の合唱、旅愁、埴生の宿等 子供心に胸が熱くなった覚えがある。

市川崑監督が渾身の執念でリメイク版を制作してくれました、
アメリカ軍(連合軍) と 日本の兵隊さんとの合唱場面は、敵味方の戦いの場と
いう現実を忘れて思わず胸が熱くなる。

ビルマの竪琴

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です