「母の33回忌だったのよ! ありがとう!」その電話の主は
そう言って笑い声を聞かせてくれた。
この猛暑に仕事のやる気を失いそうな日々のひとこまに大阪の
後輩から心のこもった品が届いたのでそのお礼の電話を入れた。
豪雨の見舞をくれたのである。
片親に育った彼は、独身のまま人生を終えた兄に代わって母の
最後を看取った、彼の母は私にとっても慈母のような人だった。
おばちゃんのお墓参りがしたくって、訪ねたのがもう随分前、
大阪のある街の小高い丘に彼の母は眠っていた。
人間の根源は、このような苦労を苦労と思わないで地道に生きた
女性から授かることも知らされた人であった。
母のいない故郷
彼も私も今はもう 母のいないふるさとが ひっそりと佇んでいる。
東京医科大学で男女の受験生の差別が問題視されている、
生きる上での女 女性の役割の大きさを痛感させられたばかりである。
日大アメフト部の不祥事が起き、更に日本ボクシング連盟の不祥事が
クロ-ズアップされている。
それにしてもアホな男衆が多すぎる、まるで親分子分の反社会的集団、
こんな適格性に掛けた指導者を生んだ土壌を再点検すべきだろう。
それにしてもマスコミに出るのがどれほど信憑性があるか分からないが
割り引いて見ても、全く話にならない。
ボクシングに興味を持ち、指導者を知る私でも今回は唖然として言葉が
ない。
悪い事をした者は即刻退陣させるのが全スポ-ツ共通の解決策である。
嫌な事は、横に置いて・・・
後輩との母の思い出に浸ってみたい、良い男には、良い日本の母がいる。
母のいない故郷
船村徹 鳥羽一郎 走裕介 ちあきなおみ 岬英二 藤この美
ふるさとを偲んで心の洗濯
悪い事をしたらいつかはばれる、
お天道様はお見通し。