広告
歌謡

酒場 デッキに佇む女 切ない

恥じらいの男女を見ると 
いつかの日の孤独な娘を思い出す。

あの夜は 木枯らしが吹いて
九州別府航路のどらの音が 物悲しく
向洋の山に 響いて消えた

娘は傷心の胸を 引きつった笑顔で隠し
デッキから 二度と帰らない 港町を
見つめて 泣いた

為さぬ恋 実らぬ恋に 
女は 我が身の不幸を 嘆いた
愛してはならない人だった それなのに

故郷は 九州 大分
入りくんだ湾の 山に囲まれた小さな村で
女は生まれた 父は幼い頃に亡くなっていた

かあちゃん・・・!
女は 布団をかぶって 母を偲んで泣いた
母ちゃんは 土木作業の仕事に 涙を隠した

恋に破れた女は 私にすがって 泣いた
それが 二日前のこと
私は黙って 肩を叩いてやった  負けるな

今宵 初めての二人は 私と友の前で
恥じらいの 笑顔を見せた
見合いと言う名の 晴れ舞台

冠 二郎の ♪ 酒場 が 
♪ 新二郎 節で 泣かせる 

男は そして 男に捨てられた女は 切ない

作詞 三浦 康照
作曲 叶 弦大
歌手 冠 二郎

♪ どこにもあるような 酒場の片隅で
   ひとりで呑む酒に あいつが眼に浮かぶ
     薄いしあわせを 酔ってまぎらわす
       ・・・  ・・・

♪ 酒場 新二郎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告