兄のギタ-の影響で、若い時から演歌にはまっていた私は
石原裕次郎、小林旭 この日活トリオの歌へと導かれていき、
その後、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦の御三家全盛時代へと
時代は移って行った。
古い型の演歌 三橋美智也、春日八郎の演歌を主流に幅広く
レパ-トリ-は広がって行ったのである。
ポ-ル・アンカ、エルビス・プレスリ-、ニ-ル・セダカ等
以外の洋楽の方面はまだ限られていた。
ザ・ビ-トルズに至っては、「何だ、このアンちゃんたちは
やかましい・・・!」 その一言で片付けていた。
なんとも、もったいない話である、だからビ-トルズファン
よりもずっと遅れて虜になった次第である。
勿論、親しくしていた後輩達がこのビ-トルズに入れあげて
いたころは、別の方向に走っていたということである。
季節遅れのザ・ビ-トルズファンは、まずテレビ映画で観た
日本語のレット・イットビ-から始まった・・・
( 良い歌だ! 何ていう曲? 誰の歌? ) 初印象の言葉だった。
そして・・・
( ええっ! これがビ-トルズの歌なの? ) 新鮮な驚きだった。
それからビ-トルズの歌を漁っていく、当時はカセットテ-プ
だった、その中に、心に染みる歌があった・・・
♪ ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
不思議な感覚だった ?
何か忘れ物をしているような郷愁を覚えた、その意味はずっと
後年まで分からずじまいだった。
英語のまま聴いていたので、その意味さえ分からないままに
メロディ-に酔いしれていた。
そしてある時、日本語訳のザ・ロング・アンド・ワインディング
・ロードを聴く機会があった、ハッキリ言って衝撃だった。
青春の日の思い出に重なったのである、当然当時の淡い恋心は
有るべきもないが、ふるさとに置き忘れた宝物がみつかった喜び
だった。
じっくり耳を傾けると、若い頃に置き忘れた大切な宝石箱を取り
戻したような感動を覚えたのは、私ひとりだけでしょうか ?
ポール・マッカートニ-の才能に脱帽である、その感性 最高!?
The Beatles – The Long And Winding Road – Lyrics
ポール・マッカートニ-の
この笑顔 最高 !
いつまでも元気で
世界のファンに幸せを運んで欲しい。
ありがとう !?