ちあきなおみに♪ さだめ川という歌がある。
ちあきの歌は「矢切の渡し」を細川たかしが唄っているように、
結構、男の歌手や一般の素人さんが愛唱歌として唄っている。
女性の立場で聴けば当然女心に響く歌なのだが、
男性が聴けば更に胸に食い込んでくる歌のような気がする。
私がこの歌を大事にしだしたキッカケはある結婚式のカラオケ
タイムでの出来事だった、
私の師匠が舞台に出てマイクを握った、当然北島演歌か鳥羽演歌
でも唸るのだろうかと見ていたが、流れてきたイントロに驚いた!
ちあきなおみの ♪ さだめ川だった ? のである、
ええっ! まさか ? 師匠ほどの男が、依りによってちあきなおみ
とは ? 耳を疑ったが、その後に続く歌が凄かった、女の情感の
歌かと思ったが、何と男歌に編曲されていた。
男が女を偲ぶ歌、思わず う~ンと唸ることになる、
それからである、私も真似してスナックで歌うようになった。
手前味噌になってはいけないが、たまに故郷に帰郷の折同級生の
スナックで同級会をすることがある、その時、たまに女歌を唄う、
ママが、今歌っているの、誰 ? と奥のボックス席へわざわざ見に
来る、私だと確認するとカウンタ-へ戻る、その感想をまだ聞いた
ことはない ?
「駄目よ だめだめ !」なのか? 「やはり貴方なの ?」なのか?
いちど聞いて見たい、
この歌に唄われているような悲しい女の物語がある、
高校生で父親を病気で亡くした清純な乙女がいた、彼女にまつわる
純愛物語、結末はさだめ川の詞を追うように別れがそこに来ていた。
♪ 島津亜矢 さだめ川 2002
作詞 :石本美由紀
作曲 :船村 徹
歌 :ちあきなおみ