男の 情感 さだめ川に魅せられて
それは、予期せぬ選曲だった、
私は、数年ぶりに師匠の元を訪ねた。
喜んで迎えて下さった師匠は、師匠行きつけの
スナック喫茶へ私を案内され酒席を準備した。
無骨な武道家の集まり、師を慕う青年たちの稽古、
それは、怪我を日常の、男たちの修練道場だった。
思い出話は尽きない、ママがカラオケのマイクを
師匠に差し出した、イントロが流れる・・・
まさか ?
私の予想は見事外れた、ちあきなおみのしみじみと
唄う女心の切ない歌、石本美由起 作詞 船村徹 作曲
♪ さだめ川 だった ?
美空ひばりの後継者 歌の上手さでは他の追従を許さない
ちあきなおみの名曲、さだめ川 まさかが現実になった。
男が女歌を女歌で唄うのかと想像した、しかし、見事に
予想は外れた、男歌で来たので有る、
それが全く気にならない、色失せない事を知らされた。
4分程の時間であるが、師匠の歌に男女の風景が浮かんだ。
ああ! こんな唄い方も有るのかと、衝撃だった、
それからである、それまで恥かしくて歌えなかった女性
歌手の歌を唄えるようになったのは ?
私のリクエスト
渡 健さんにこの ♪ さだめ川 を唄ってもらいたい、
今から、想像たくましくして待ち望んでいます。
女の情感、舞台の袖からか細い女の女舞が舞台に映える。
♪ 香西かおり さだめ川
作詞 石本美由起
作曲 船村 徹
歌手 ちあきなおみ
香西かおり
演歌歌手の中では正調演歌歌手だと期待しています、
本当は芯のつよい人なのでしょうが、
支えてあげないと崩れそうな弱さを見せる、
そんなところが男の弧線に触れる、
いつまでも正調演歌で行ってもらいたい。
演歌に何故もこう
バイオリンやギタ-が似合うのか ?
女性の恋歌に、切なく響いてならない ああ!