私は子供の頃から物事を善意に見るところがあった。
しかし人間関係になるとそれがいつか裏切られる ?
その経験の中で人間と云う生き物はひと筋縄では行かない
と知る。
即ち苦い経験の中で学習して行ったのである。
中森明菜という歌手が居る、
早くしてスタ-の座を掴みファン羨望の眼差しで見られる、
控えめな笑顔の裏で繊細な神経の持ち主であることも知る。
そんな彼女も歳頃になって他の女性と同じに恋をした(ようだ ?)
昔と違って今の時代は、男女の恋愛、特に女性は自由になって
あちこちで奔放な噂も聞かれるようになった。
忍耐、不自由を強いられた過去の女性から見れば考えられない
女性賛歌の時代の到来だったのである。
その時代に逆行するかのような中森明菜の男性問題はマスコミを
賑わせるようになる、それに比例して彼女の表情から笑顔が消えた。
健康問題、精神的不安、さまざまな噂はマスコミのアンテナで
報じられてきて、けして闇の彼方に消えることはなかった。
私は彼女の持ち歌を余り知らない、しかし、テレビで見てきた
彼女に対するインダュ-に対する真摯な応対とその表情に見えない
筈の胸の内が理解できるようになった。(と思った!)
噂で流れたマッチこと近藤真彦との事は当然知るところである、
彼女の生い立ち、実らなかった恋、好きになった男への純愛 !
それらを含めて彼女の歌を聴くと、ひとつのドラマ-が生まれる。
彼女の女性としての復帰 そして歌手としての復活
日本の片隅で彼女のカムバックを祈る男達は多い。
日本では稀有な、素晴らしく秀でた名エンターティーメント
松山千春 奔放な言葉に反発する向きもあるが、私は男とは
このぐらいじゃないと人の上に立てないと思う人間であり認める。
彼のト-クを聞いて、酒を一緒に飲んだら楽しいだろうなァ と
そう思わせる男気がある、鈴木宗男さんへの変わらぬ義理人情は
男として最高、あの女心を歌にする才能は素晴らしい、脱帽です。
その 名曲 ♪ 恋 折に触れて明菜の歌を聴いている。
カムバックを期待するおじさんのひとりである。
一足先に可憐な歌声が聴こえて来た
まるであの日に帰ったような 錯覚に陥った
ひとみ・・・
白い雲を背景に うつむいた 彼女の瞳は濡れていた
ひとみの 彼女の 恋に 耳を澄ませてやって下さい。
♪ 恋 松山千春/今泉ひとみ ギター弾き語り ( Hitomi Imalzumi Acoustic Cover )